娘が被害にあいました

発達障害の一人娘がいじめの被害にあいました。現在裁判中

ボスの事務所へ

警察から連絡があった日、私達夫婦は正式にボスへ依頼することを決めました。

連絡を無視され続け、話し合いを拒否されて学校も当てにはならない。もう弁護士に代理人となってもらうしかないという結論に至りました。

私はサクラさんに事情を話し、3日後ボスの事務所へ行くアポを取りました。

翌日、学校から連絡がありました。

なんとSの保護者から謝罪したいという申し出があったというのです。

今更?

今まで散々無視をして、影で言いたい放題していたS母が謝罪?!

Sの処遇が決まり言い逃れすることが厳しいと思ったのでしょうか?

私は「Sさんとは今後直接話す事はありません」と言い電話を切りました。

 

アポ当日、法律事務所の扉をまえにして少し緊張しました。この事務所へは以前遊びに来たことがあるのですが、まさか自分がクライアントとして来ることになるなんて…

ドアを開けると1番最初にあるものが目に入りました。それはハナが保育園の時に描いたボスの似顔絵です。受付に飾らた懐かしい絵を見て少し緊張が解れました。

ボスはサクラさんを通して進捗を伝えアドバイスを頂いてたので、大筋は把握してくれています。

最初に、この件は民事裁判を視野に入れながら進めなければいけないと言われました。裁判というものはとにかく証拠となる書類が必要なのだそうです。

触法事件は児童相談所へ送致されても書類の開示はまずされない、されたとしてもほぼ黒塗りだという。

だから学校や市教委からの書類が重要になる

ボスが常に書類をもらうようにと言っていたのはこの為。

第一段階として、加害者2人に内容証明を送ることになりました。さすがに弁護士からの内容証明を無視することは出来ないでしょう。

その他諸々の打ち合わせを終え、私達は事務所を後にしました。

帰り際、ハナがボスの似顔絵を見ながら

「この絵、懐かしい!」と言いました。

ボスが「せやろ?この頃はこんなに髪の毛フサフサやったのかな?」というと

ハナが「いや、それ帽子帽子!」と言って皆んなで笑いました。


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私はボスに依頼して心が軽くなりました。

これからは、学校とも加害者とも直接交渉することはなくなる。法律の専門家が代理人として味方になってくれる安心感は大きかった。

私達はここへ来るまでにこの事件の解決について考えました。

本当の望みは事件前に戻りたい。元の娘に戻してほしい。でもそれは叶うことはない。

それなら今後一切関わりたくない、娘が安心して学校へ通えるようにしてあげたい。できるだけ娘が事件を忘れて過ごせる環境を整えてあげたい。

しかし、公立中学では転校や退学は出来ない…それどころか別室さえも難しいのが現状。

今の望みはSが転校する事がベストで

別室にしてもらうことがベター

そして慰謝料

本来加害者が成人、もしくは少年であっても14歳以上であれば然るべき刑罰は言い渡されます。しかし触法少年は法律上罰する事ができません。

自分達がした事の罪の深さを思い知らせる為には、今の法律では慰謝料しかないとボスに言われました。

私達は相手に自ら罰を与えるという覚悟を持たなければいけない。

本来私は人と争う事が苦手で、できる限り避けて生きてきたけれど、ここまできたらやってやる!!と自分を奮い立たせました。