娘が被害にあいました

発達障害の一人娘がいじめの被害にあいました。現在裁判中

覚悟

電話の相手はサクラさんといって本当はこの事件が起こった時、1番に頼りたい人でした。

彼女とはかれこれ20年以上の付き合いになります。私より年上だけどお互い何でも話せて心から笑いあえてリスペクトできる親友です。ハナの事は身内のように可愛がってくれていて、以前からSのいじめの件で相談に乗ってもらっていました。

サクラさんは弁護士事務所のスタッフとして働いているので専門的な立場からの助言が欲しかったというのもあります。

 

サクラさんに事件の内容を話すと
自分の事のように怒ったり悲しんだりして寄り添ってくれました。闘病中でありHSP気質の彼女にとって精神的に負担だったと思います。それでも、私はサクラさんに頼りたかった、甘えたかった。

「よくハナちゃんの異変に気付いたね、もし見過ごしていたらどんどんエスカレートしてもっと酷い事されたかも。ゾッとするわ。私なら直ぐにでも被害届出すけどな」と、彼女は言いました。

私も頭ではその方が良いと思っているけど
何故か心が拒否する事を伝えました。

 

私 「もし、被害届を出したら加害者二人はどんな処罰を受ける事になるのかな?」

サクラ「どうだろう?まだ中学生やからね、ちょっとボスに聞いてみるね」

サクラさんが働く弁護士事務所のボス弁とは彼女を通して私達親子も交流があります。ボスとハナは妙に馬が合うようでした。

その後すぐにラインでボスからの返信がありました。

14歳未満の少年の場合、触法事件として扱われる事、おそらく児童相談所へ送致される事
その他、有り難い事に被害者としてどのように動けば良いのかすごく長文でアドバイスが書かれていました。
そして文末には
『被害者がどんな気持ちで加害を受けたのか、その気持ちを考えてもらいたい。親の気持ちだけで判断すべきではないと思う。被害届を出すべきだし、出すことに躊躇う必要はない』

と書かれていました。

 

私はハッとしました。何故被害届を出すことに躊躇していたのか自分の気持ちに説明がつきました。一学期のいじめがあった時、モンペと思われたく無かったから何も言わ無かった。
今回も私自身がこれ以上傷つきたくないから、大事にしたくなかったんだわ!危ねえ!また自分の気持ちを優先させるところだった!
この時私は被害届を出す事を決めた。そして今後何があってもハナを守るという覚悟を決めた。