娘がコロナの療養を終え学校へ復帰した日、教頭から電話がありました。明日から娘が通常のクラスに戻りSを別室に移動させることになったようです。ただ、今学期までの期限付だと言われました。
今学期はあと1週間程で終わります。
それでは意味がありません。お仕置きの為ではなく娘とSを接触させない為の別室なのだから。
校長はそこを解っていないのでしょうか。
このままでは強引に三学期から同じクラスに戻されてしまう。
私はSと同じクラスに戻されるぐらいなら娘が別室のままでもいいと思いました。しかし校長は2人をクラスに戻すという形を取りたいのでしょう。
納得がいかない私達は面談を申し入れました。
聞きたい事や伝えたいことが沢山ありました。
それから2日後に面談が決まりました。
前回の面談では終始校長のペースで話しが進みましたが、今回は夫と一緒なので心強い。
私は購入済みのボイスレコーダーを忍ばせて挑みました。
挨拶を済ませ、会話のイニシアティブを取る為
夫が話をはじめました。前回、校長の話は長く横道に逸れる事が多々あったので予め会話の進行をipadのメモに取りそれに従い話を進めました。
先ず、加害生徒からの聞き取りの書類についてなぜ頂けないのかを聞きました。
そういう書類は各先生が独自で作成したメモ程度で正式な書類はない。なので渡す事はできない。詳しい内容が知りたいのなら聞き取りをした学年主任に聞いて下さい。と言われました。
重大事態として市教委へ報告しているのに書類が無いなんてあるのかしら?と疑わずにはいられませんでしたが、そう言い張られました。
次に加害生徒達の保護者との話し合いについては
S、Mの両保護者と連絡が取れないという。
「え!Mも?Mの保護者は1度承諾されてますよね?なぜそんな事になっているのですか?」
と、聞きました。
理由はわからないけど、私達がコロナで休んでいた10日ほどの間に気持ちが変わったらしい。M母は『警察にも行ったし、社会的制裁は受けている。今更謝罪や話し合いに応じる気はない』と主張しているそうです。
理解が追いつかない。
なぜ加害者の親は皆逆切れするのでしょうか?
私はこの場に来るまで加害者側も校長も話せば解ってもらえると、まだどこかで期待していたのでしょう。
しかし、この時は全員が敵に思えました。
続く