翌日は日曜日
朝になっても私は気持ちの整理が出来ずにいました。
娘がこういう被害に遭った時はどうすればいいのだろう？誰かにアドバイスしてもらいたい、誰かに吐き出したい。でも一体誰に？
ママ友や身内や親しい友人には何故か言いたくなかった。うまく話せる自信も無かった。
スマホ検索していると、24時間やっている市の子供相談ダイヤルを見つけた。まだ午前5時頃だったけどかけてみることにした。
電話に出てくれた相談員さんは、私の話を親身に聞いてくれた。「加害者はとても悪質だ」と一緒に怒ってくれて、「お母さん、辛かったでしょう」と寄り添ってくれた。私の気持ちは少し楽になった。「この事は管轄の児童相談所へも報告しておきますね」と言ってもらえた。
「感情的になって相手の家に怒鳴り込みに行くよりは先ず学校へ事情を話して対処してもらっては？」とアドバイスしてもらった。自分の頭で考える事がしんどかったので相談員さんのアドバイスに従うことに決めた。
そろそろ娘が起きてくる。
私達両親が暗い顔してたら娘の傷が深くなってしまうような気がした。いつものように振舞わないと！娘の前でメソメソ泣いてる姿を見せてはいけない！と、気合を入れました。
その日の娘はとても不安定な状態でした。
いつもお喋りな娘がほとんど話さず、ずっと眠そうにしていた。少しでも気分が紛れるかとマクドナルドへ連れて行った。
大好きなハッピーセットを食べながら何気ない会話をしていたら急に娘がポロポロと涙を流しながら
「とうぶん学校へ行きたくない、部活もやりたくない」と言いました。
娘は今まで自分から学校へ行きたくないと言ったことがありません。実際、慶弔以外で休んだ事もない。そんな娘の言葉に「いいよ、行かなくてもいいよ」そう言って、つい私も泣いてしまった。
